社長・・突然の訃報
4月13日。 社長が逝去された。
知ったのは14日、元同僚から「昨日、社長が亡くなりました」とメールが来た。
突然すぎる社長の死に 「何で? ウソでしょ?」 という想いがグルグルと頭を駆け巡った。
連絡をくれた元同僚のNちゃんから詳細を聞いた。
2月までは元気だったらしい。 3月に病気がみつかったらしい。 そして手術の際、脳血栓と脳出血を起こし、手術後に再び脳出血を起こし他界・・。 まだ60歳だったのに。
16日のお通夜でいただいた メッセージカードに奥様の言葉が書かれていた。
「大きな体と大きな心で 私達家族を守ってくれました」と。
ほんとに器の大きな社長だった。 そしてユーモアと笑顔でいつもスタッフを和ませてくれた。
いつだったか私が薬局長と口論になった時の事。 社長は腹をわって会社の内情を話してくれて、決して私に無理強いすることなく「これはひとつの提案なんだけど・・」と、解決へ導いてくれた。
夏の暑い日に 取引先である病院の草取りをしていた社長。 また違う日には 他のクリニックでも草取りをしていた。 そんな社長を見かける度に 頭が下がった。
私の結婚も心配してくれていた。 私が「人の面倒をみるのって、あんまり好きじゃないんですよねー。だから結婚も向いてないと思うんですよ」なんて冗談で言ったときも、社長は「それじゃダメだよ!」って真剣に怒ってたっけ。 そのわりに 「結婚しないんだったら、ずーっとウチに居てくれてもいいんだよ。、ウチは定年がないからね」なんて言ってくれたり・・・ 嬉しかったな~。
それに 顔を合わせると必ず 「ご苦労様!いつもありがとうね! よくやってくれるからホントに助かるよ~」と、声をかけてくれた。 だから多少嫌な事があっても 頑張れた。
入社当初はいい加減な社長だな・・と思ってたのに知れば知るほど、社長の人柄が大好きになっていった。 また社長の下で働きたいと思ってたのに・・ 本当に悲しくて残念で悲しくて残念で・・
こうやって思い返すと、社長から学ぶところが沢山あったなと改めて思う。 とても社長と同じようには出来ないけれど・・ 社長の下で働けて良かったな。
愛社精神、あの会社だから、あの社長だからこそ芽生えたのだと思う。
社長は黄色いお花が好きだったそうだ。
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